VANGUARD Abeo（アベオ）323AV レビューその１（外観や操作感のチェック）

UTAN1985

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2012年5月18日 23:09

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VANGUARDのAbeo（アベオ）323AVをお借りしました。Abeo 323AVは動画撮影用の雲台を採用し、スチールもムービー撮影も両方楽しみたい方へ向けた三脚シリーズです。

このレビューは「みんぽす」の無償商品貸出しを利用して書かれています。(詳細は末尾で)

最近僕の愛機となったEOS-1D Mark III。とても気に入ってるんですが、デカくて重いです。そして使用できるレンズもフルサイズ用になるので総重量はかなりのモノ。例えば「EF24-105mm F4L IS USM」との組み合わせだと2kgを超えます（ボディ：1155g、バッテリー：180g、レンズ：670g）。手持ちで撮影するには自分が（気合いで）頑張れば良いのですが、三脚はそういうわけにはいきません。手持ちの三脚は2,000円程度購入した安物で耐荷重1kg…全く歯が立ちませんよ（とほほ　良いカメラを使うには良い三脚も必要なんですね…orz
近いうちに三脚買おうかな…と思っていたら、みんぽすさんから三脚のお貸し出しのお話しが！
渡りに船とばかりにお借りさせていただきました。

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VANGUARD Abeo 323AV

お借りしたのは「VANGUARD（バンガード）のAbeo（アベオ）323AV」
スペックは以下

最伸高（mm）: 1920
縮長（mm）: 785
伸高（mm）: 1610
重量（kg）: 3.00
耐荷重（kg）: 8.0
段数: 3
脚径（mm）: 32
付属雲台：PH-114V
水準器個数：1

この三脚は雲台の「PH-114V」がキモです。
スチール撮影用の雲台と言えば自由雲台か3WAY雲台が定番ですが、このAbeo 323AVに付いている雲台はビデオカメラ用雲台です。スムーズなパン（左右に振る）とティルト（上下に振る）が可能となっています。まあ、僕は動画ほとんど撮らないんですけどね…(´・ω・`)
でもこの三脚は動画だけでなく静止画もちゃんと撮れるとのことです。

それでは、まずは外観や操作感のチェックなどを。

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VANGUARD Abeo 323AV

まずは、たたんだ状態で、1DMarkIII＋EF24-105mm F4L IS USMと比較。
縮長785mm、結構長いです。そして重さは3kgで持ってみるとズシリと重い感じ。
素材はダイカストマグネシウム合金とのことです。

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VANGUARD Abeo 323AV

たたんだ状態でも自立します（笑　で右が開いた状態です。

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VANGUARD Abeo 323AV

脚にはウレタングリップ付きです。冬に持っても冷たくないですし、肩に担いだ時もクッションになってくれます。

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VANGUARD Abeo 323AV

脚の伸縮は3段で、ロックはレバー式です。まずは1段伸ばしてみます。

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VANGUARD Abeo 323AV

1段伸ばした状態。1mちょいぐらいかな？（計り忘れました）身長177comの僕にはこの1段伸ばした状態で使うのが調度良かったです。で、さらに伸ばします。

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VANGUARD Abeo 323AV

これで1610mm。カメラを付けると調度目線のあたりです。この時点でかなりの高さなんですが、さらにセンターポールを伸ばす事が可能。

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VANGUARD Abeo 323AV

これがMAX1920mm。もう完全に自分の背丈を超えてます。カメラのファインダーを覗く事すら困難。この状態では一度も使うことはありませんでした（笑

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VANGUARD Abeo 323AV

脚の角度も3段階で調整可能です。普通に開くと25度ですが、横のシルバーのボタンを押すことで更に50度、80度と開くことが可能。

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VANGUARD Abeo 323AV

これが80度で開いた状態。ローアングルでの撮影は可能ですね。かなりの面積とりますけど。ちなみにこの三脚は更に超ローアングルでの撮影が可能です（後述）

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VANGUARD Abeo 323AV

このように1箇所だけ角度を変えたりも可能です。なんかのどっかの芸術家が作ったオブジェみたいだな…（ぉ

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VANGUARD Abeo 323AV

脚の付け根には水準器が付いてます。

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VANGUARD Abeo 323AV

雲台です。クイックシュー式でビデオカメラ用なのでガイドピン（奧）が付いてます。デジカメとかには邪魔になりますが、引っ込みますのでご安心を。そう言えば僕の持ってる安物三脚にもガイドピンが付いてたな…あれも一応デジカメとビデオカメラ兼用なんだろうな。

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VANGUARD Abeo 323AV

クイックシューはオレンジのボタンを押しながらシルバーのレバーを回して外せます。

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VANGUARD Abeo 323AV

外すとこんな感じです。

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VANGUARD Abeo 323AV

尚、シューは縦横どちらでも装着可能。

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VANGUARD Abeo 323AV

では、実際にカメラを付けてみます。ちなみにこのクイックシューは付属の六角レンチで回すのが基本のようですが、僕は六角レンチは一度も使わず指で回してました（笑

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VANGUARD Abeo 323AV

1DMarkIIIに付けるとこんな感じです。

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VANGUARD Abeo 323AV

で、三脚と合体。ほーいいじゃないか。

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VANGUARD Abeo 323AV

耐荷重8kgなのでさすがの安定感です。これなら1DMarkIIIでも安心して使えますね。

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VANGUARD Abeo 323AV

操作はこのレバー一本で全て行います。ある意味シンプルなのかも。
そして、この雲台のウリであるスムーズな動き…というかヌメ～っとした感じ。グリスが大量に塗られているのが伝わってくるようで、しっとり…いやネットリとした動きですね…あっ勘違いしないでくださいね。これ褒めてますからね（笑これなら確かに動画撮影時にスームズなパンやティルトが可能だと思います。
動きの固さは調整可能です。パン（左右）とティルト（上下）でそれぞれダイヤルで調整できます。

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VANGUARD Abeo 323AV

ちなみに、この操作レバーはボルトで留まっています。緩める事でレバーの角度を調整できますし、取り外して反対側に装着可能ですので、左利きの方でも使いやすいです。

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VANGUARD Abeo 323AV

最大に上に向けた状態。三脚本体にレバーが干渉するのでこれ以上は動きません。
ただレバーの角度を調整すればもっと上まで向くと思います。

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VANGUARD Abeo 323AV

これは下に向けた状態。
真下に向きますので、小物なら三脚の間に置いて真上から撮影する事もできます。

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VANGUARD Abeo 323AV

最初は「あれ？この三脚縦位置の撮影はできないのかな？」って思ったんですが、シュー取り付け方向を変れば、こんな感じで撮影可能です。ただ角度調節などはできません。

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VANGUARD Abeo 323AV

また、センターポールの下にはフックが付いています。バッグなどを吊り下げて三脚の安定感を増すことができます。

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VANGUARD Abeo 323AV

このフック部分は取り外すことができます。
さらに、センターポール自体も取り外すことが可能。

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VANGUARD Abeo 323AV

センターポールを逆に付ける事も可能で、三脚の下側にカメラを装着する事も可能。

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VANGUARD Abeo 323AV

こんな感じで超ローアングル撮影も。なんかカッコいい…（笑　でも、これじゃファインダーのぞけませんね（笑　1D3の場合は背面液晶にチルト機構もありませんので、PCに接続してリモート操作する感じですね。って、この使い方ってメーカー推奨してたのかな？みなさま自己責任でお願いします（ぉ

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VANGUARD Abeo 323AV

以上、外観や操作感などのチェックでした。
いままで、僕が使ったことのある三脚では一番安定感がありました。これなら1DMarkIIIでも安心です。最大8kgの耐荷重ですからかなり重い長玉でも問題なく使えそうです。エビフライとかは無理ですけど（あたりまえ
あと、雲台の動きは非常にスムーズです。これだったら滑らかなパンやティルトができそうですね。スチール撮影にも問題無く使えます（ただし横位置限定）あーこの三脚がSIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMを借りたときにあれば最高だったのに！（笑

ただ、安定しているぶん「重くてデカい」です（またか）これは持ち歩くのは大変そうですね。785mmで3kgの棒を持ち歩くようなもんですからね…せめてケースが付属してれば良いのですが付いてこないので自分で用意する事になります。バンガードでも三脚用ケースを売っているんですが、この三脚が入るサイズは売ってないというね(；´Д｀)
まあこの三脚を剥き出しで担いで撮影しまわったあと、そのまま飲み会に参加する剛の者もいるみたいですが（笑
ちなみに僕は「か弱い」ので（マテ）撮影の際には車に積んで使ってました。

Abeo 323AVを使って撮影した写真や動画は後日アップ予定です。

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VANGUARD Abeo 323AV

あっ、そうそう。センターのフックを外しておくと閉じたとき、少しコンパクトかつ軽くなります。
常時外して運用していたのは内緒です（笑

あとこの時、沖縄旅行を控えていて、あわよくばこの三脚を持って行こうとしたんですが検討の末やめておきました（決まり手：機内持ち込み不可）

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このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。（本情報開示と事実誤認時の修正を除く）レビュー商品無償貸し出しサービス「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。
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