ソラニン（映画）見ました。

ソラニン（映画）を見ました。マンガにスゴくハマってたので、かなり期待してたんですが…
う～ん、僕にはハマりませんでしたね～。
あっ最初に書いときますが、今回の記事では映画の感想にはあんまり触れてません。
ですんで、映画の感想を読みたい方には期待はずれの記事だと思います(汗)

僕は浅野いにおさんのマンガが
結構好きでして、単行本は

• 素晴らしい世界
• ひかりのまち
• ソラニン
• 虹ヶ原 ホログラフ
• 世界の終わりと夜明け前
• おやすみプンプン

を持ってます。
最初は「ひかりのまち」を読んでハマりました。
オムニバス形式でそれぞれの話は独立してるんですが、
各話の登場人物や物語に関連性があり、
最終的にはひとつに、まとまっていくような感じの作品です。

「素晴らしい世界」も似た感じ（作品的にはこっちが先です）なんですが、 こいうオムニバスでかつそれぞれの話に関連性があるの好きなんですよね。 あと基本的には「せつない話」や「悲しい話」が多いですが、 最後には救いや希望がある終わり方をしてます。 僕は救いに無い話はキライでは無いんですが、気持ちも沈むので、 少しでも希望が残っている話の方が好きです。
ですが、最近の浅野いにおさんの作品は最後まで救われない話が多くなってきてる気がします。
プンプンとかね。人間のだれもが持ってる負の部分のドロドロな話が多いんですが…。
気持ちが落ちて戻ってこれません（泣）ですんで、単行本は買い続けてますが、 最近はあまりついて行けてない感じですね（笑）
ちなみ、知り合いに聞いたんですが、僕の住んでいる街の子供を遊ばせるスペースの壁に、 子供に人気がありそうなキャラクター（ドラえもん、アンパンまんなど）の イラストが描いてあるそうなんですが、なぜかそこにプンプン混ざっているそうです…（汗）
知らないで描かれたのか、それと狙って描いたのか…気になります（笑）

で、本題のソラニンですが他の作品と異なり、まさに青春って感じの話です。
最初はちょっと驚きましたが、随所に“浅野いにお”らしさを感じましたし、他の作品と同じ「人は何の為に生きるのか？」と言ったテーマを根底に感じました。
ソラニンは非現実的な現象は起きませんし、人間を超越した登場人物等は登場しません。 どこにでもいる男女とその仲間達との恋や人間模様を描いてます。
僕は学生時代ちょろっとバンドをやっていた事もあったし、
種田達と同じ年代の頃、一番仲の良かった友人を交通事故で亡くしている等、 共感できる部分が多くて、かなりこのマンガにハマりました。

マンガは結構好きな方でして単行本は1,000冊以上は持ってると思います (700以上から数えてないんです…) 週刊マンガ誌は4冊、月刊マンガ誌は2冊読んでるんですが、 これまでマンガを読んで泣いた事はなかったんですね。
友人にワンピースを読んで泣いたって聞いて「マンガで泣けるのか～」と思ってました。 もちろん、色んなマンガで感動はするし、胸は熱くなるけど、 泣くまで気持ちを揺さぶられる事は無かったんですね。
ですが、ソラニンは泣いてしまいました。
ビリーが「悲しくはねぇ！！全然悲しくなんかねぇ！！あんなつまんねー死に方してどうなるってんだ、勝手な野郎だって思うよ！！毎晩あいつのこと考えて、毎回ふざけんなって思って・・・・・・そのたび涙が止まらねーんだ。・・・悪ぃ。でも・・・・・・もう今日で終わりにする。だから、ちょっとだけ泣かせてくれ。」と話すシーンや、種田と芽衣子さんが幸せだった頃の過去シーンなど…泣けましたね。号泣です。
ソラニンは僕にとってかなり感情移入ができるお話しだったんだと思いますね。
それか僕が歳をとったせいで、涙腺が緩くなってるだけかもしれませんが（笑）

マンガでは泣けないと言いましたが、映画では泣くこともあります。
映画には“音”があるので、心が揺さぶられるんですよね。
風景と音楽だけで泣けてくる場合もありますから“音”のチカラはスゴイです。
ソラニンの映画化を知ったときは「マンガで泣けちゃうんだから、 映画だとどうなっちゃうのオレ？」と期待が脹らんでいました。 別に泣くのを期待している訳ではないんですけどね…。
PVとか見ても映像も良さそうだったんで、これは期待できると思いました。

で、実際映画を観たわけなんですが、う～ん…って感じでした（汗）
思い入れがある作品だったので、どーにも、こーにもマンガを意識しすぎてしまったのかもしれません。
実際「ここはこー変えたんだ～」とか「あのシーンが抜けてるよ…」とか思っちゃってましたしね。
ですんで、きちんと映画を見れてないようないような気もしてます。
でも同じ様な期待感で観たピンポンの時は素直に面白かったんですけどね（笑）

まっソラニンはDVD化されたら改めてじっくり見てみようと思ってます。
ですんで、映画の感想は伏せときますが、１つだけ言うと、時間が足りてない気がしました。
そのせいで、各登場人物の心情を描ききれてなかったと思います。
今流行(?)の2部作にして、マンガ1巻分を2時間にして欲しかったかな…。
まっそんなの無理でしょうが(笑)

マンガはオススメですので、機会があったら是非一読してみて欲しいです。
映画は…マンガを読まないで見てみてください！なんじゃそりゃ（笑）