HOMEカテゴリCAMERA[カメラ]CASIO EXILIM(エクシリム)EX-ZR200 体験イベント その1(EXILIM史上最速“快速シャッター”ZR200)
CASIO EXILIM EX-ZR200 体験イベントレポート

CASIO EXILIM(エクシリム)EX-ZR200 体験イベント その1(EXILIM史上最速“快速シャッター”ZR200)

CASIO(カシオ)さんのエクシリムシリーズの最上位モデル「EX-ZR200」の体験イベントに参加してきました。「EX-ZR200」は簡単にサクサク撮れる心地良さを追求したモデルで、さらにHDRアートフィルターや25倍プレミアムズーム(光学12.5倍)、背景ぼかし等々使える機能が満載のコンパクトデジタルカメラです。
このレビューは「みんぽす」の無償イベントに参加して書かれています。(詳細は末尾で)
EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

イベント会場は日暮里のホテル ラングウッド。そして前もって「一眼レフ持ち込み禁止!」との通達が…な、なにこの罰ゲーム!(ぉ まあ、これには理由があって今回はカシオの開発者さんからのEX-ZR200のお話が終わった後に、EX-ZR200を持ち出しての街中撮影ツアー(?)があったんですね。その場所が谷中銀座だったんですが、道が狭い上に人がたくさんいて一眼レフなどを持ち歩いで撮影なんてしていると非常に邪魔になるんです。
ですので、今回は一眼レフも含めて荷物をできるだけ無くし、街の人たちの邪魔にならないようにしよう。さらには身軽な状態で街撮りを楽しもう。というわけだったんですね。

ちなみに、僕にとってはカシオさんのカメラと言えばQV-10。もう15年以上も前の事なんですね。EX-ZR200はそのQV-10を開発したカシオさんの最新モデルとなるんですね…うーむ、こう考えると感慨深いな…

写真クリックで拡大

というわけ、カメラが無い僕たちにEX-ZR200が手渡されイベントが始まりました。
ですので、今回の写真はすべてお借りしたEX-ZR200で撮っています。
いつもなら自分のカメラで撮影して歪みなどレタッチするんですが、
今回はEX-ZR200のレビューにもなりますので、あえて撮ったままを掲載します。
一応言っておきますが…、べ、別に手を抜いてるわけじゃないんだからね!(ぉ
撮影はすべてオートモード。
ただしPhotoshopにてトリミング→リサイズ→シャープ処理はしています。

それではレポート開始です。
まずはカシオさんのモノ作りの考え方からお話しが始まりました。

お話ししてくてたカシオの方

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200
SP戦略部 QVSP室長
鈴木俊之さん

QV-10ときからカタログやセールスツールを作っている猛者です(ぉ

人のまねをしない独創的な商品を作る「創造 貢献」

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

カシオさんの経営理念は「創造 貢献」
「お!なんだこれ?」という、今までなかった全く新しいモノを世に出し、「これスゴイよね!」「これ面白いよね!」というように世の中に受け入れられ、それがやがて、なくてはならないモノとなり社会に対して貢献していく。
創造して貢献する。この基本発想のもとにモノ作りを行っているそうです。


カシオが切り開く「デジタルカメラの進化」

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

Win95、APSフィルムが出た年、いまから17年前の1995年。カシオさんの第1世代デジタルカメラ「QV-10」が発売されました。
EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

QV-10

液晶が付いていて、メモリが入っていて、撮ったその場ですぐ見れるデジタルカメラ「QV-10」。コンシューマ向けのデジタルカメラはカシオさんから始まりました。
はじめてQV-10を見たときは、かなり衝撃を受けましたね。そして当時の勤務先の上司が発売後すぐに入手して自慢された記憶があります(笑
今では携帯電話に付いてますし、あたり前のように存在しているデジカメですが、QV-10を初めて触った時には感動したもんです。
EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

EXILIM EX-S1

その後、2002年に第2世代としてEXILIM(エクシリム)シリーズが発売されます。 エクシリムEX-S1はフィルムのカメラでは不可能な形状を目指し、いつでも持ち歩けることを考えたウェアラブルな薄型の形状にデザインされています。
さらに、その後発売したEX-Z3では2インチの背面液晶を採用。当時1.6や1.8インチが一般的でしたが、デジカメなんだから撮ってプリントではなく撮ったその場で楽しむ事を考え、大画面で高画素の背面液晶を採用したそうです。
今ではデジカメの常識が2.5、2.7、3.0インチと大きくなってきていますが、その始まりはエクシリムZ3だったそうです。
EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

EXILIM EX-F1

そして、2008年には第3世代のエクシリムEX-F1という高速ハイスピードモデルを発売します。 秒間60コマの連射、秒間1000コマのハイスピードムービーが撮れるカメラです。さらにZR15でHDRプレミアムオート(これについては後ほど説明があります)を搭載。デジタルならではの機能にこだわったカメラ開発します。

こういったようにデジタルカメラマーケットのスタンダードを創造してきたと、カシオさんは自負しているそうです。


そして快速シャッター 「ZR200」が誕生

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

そして今回のイベントで体験するカメラZR200が誕生します。 カシオさんの開発思想としては「イメージングギア」です。 あくまで「ギア」であって「カメラ」とはしたくなかったそうです。
綺麗な写真を撮ることだけが目的ではなく、もっと楽しむ事ができる…コンパクトでしかできないこと、コンパクトだからできることを「ギア」という発想のもと、何か提案できないかと考えました。
そこでデュアルCPUによる高速撮影と高速画像処理を実現し快適にサクサク撮れる「快速シャッター」を考えたそうです。さらに、プレミアムオートPRO、HDRアートなどデジタルでしか楽しめない機能を用意しています。

とにかくZR200の一番のポイントは快適にサクサク撮れる点だそうで、シャッターを次々きれる楽しみ、快感、心地よさを味わって欲しいとのこと。 このサクサク感は紙媒体だったりWebだったりでは表現できないので、この後の撮影会で僕たちに体感して欲しいとのことでした。

このあとはEX-ZR200の特徴や機能、操作などの詳細な説明となりました。

お話ししてくてたカシオの方

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200
SP戦略部:古川広樹さん
社内での講習会などでは話をする機会があっても、こういったブロガーの前で話をする機会がないので緊張していたそうです(笑
カシオさんは、先ほどのお話にもあったエクシリムEX-F1という秒間60コマのカメラを発売しています。その後もFH20、FH25というカメラを開発し一秒間に何枚撮れるかという連射性能だけを突き詰めてきたそうですが、一般のユーザーにはそこまでの連射性能は必要とされてなかったそうです。 そこで、これまで培ってきた高速連写の技術を利用して、ZR200では様々な最新トレンドの機能を実現したそうです。

EXILIN史上最速「快速シャッター」

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

今回のZR200は快適さにこだわっています。起動も高速で電源を入れてから非常にレスポンスが早く電源オンになり、AFも0.13秒、レリーズタイムラグも0.02秒と高速です。 そして、一番のポイントは撮影間隔0.27秒ということです。
各社、起動、AF、レリーズタイムラグを数値で公表している場合が多いですが、撮影間隔を公表しているメーカーはほとんど無いそうです。 この撮影間隔が短いことによって、次の一枚、次の撮影にすぐ移れることになるので、快適なサクサク感を実現しているとのことです。
EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

そして、このサクサク感を実現しているのがデュアルCPU「エクシリムエンジンHS」。 CPUが二つあり、ハードウェアロジックも二つあることでパラレルでの処理が可能となっています。ですので撮影しながら同時に画像処理が可能となるので直ぐに次の撮影に移れることが可能になっています。

サクサク高速に撮影ができることで、撮影者にとっては次の撮影までの処理時間をまつ必要がありません。ですので、シャッターチャンスを逃さすベストショットに出会える機会が増えるということですね。


フルオート高画質「プレミアムオートPRO」

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

プレミアムオートPROは撮影する環境を自動的に解析します。 そして、その解析に基づき、カメラがそのシーンにあった設定を自動で行うので、撮影者はシャッターボタンを押すだけで最高の一枚が撮れるとのことです。
この機能は以前の機種からあったそうんですが、ZR200ではさらに進化しており、従来機種はHDRを自分で設定しなくてはいけなかったそうなんですが、ZR200では逆光などを認識して自動でHDRモードが設定されるとのこと。
どんなシーンでも…例えば室内でも夜景でも逆光でも、ZR200が自動で最適な設定してくれるので、カメラに詳しくないユーザーでもシャッターボタンを押すだけで最高の一枚が撮れるそうです。
って、なんかこれだけ聞いていると、人間が必要なくなりそうで怖い(笑
まあ、カメラを向けて構図を決めるのはあくまで人なんで、そんな事はないんでしょうけどね。


ズームに強い「25倍プレミアムズーム」

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

ZR200はこのコンパクトなボディに25倍のズームを積んでいます。 光学は12.5倍ですが、高速連写の技術を利用して12.5倍x2の25倍までズームが可能です。 一般のデジタルズームとは比べものにならない、光学ズームとほぼ一緒の綺麗な画質でズームが可能とのこと。
25倍ズームは35mm換算で600mm相当とのことで、通常の一眼であれば大きくて重い望遠レンズが必要になりますが、ZR200はこのコンパクトさで実現しています。

このイベントの後もZR200をお借りしているのですが、先日の皆既月食の撮影でこのズームが活躍しました。コンデジでもここまで撮れるんだなと、驚きましたよ。
→CASIO EX-ZR200で撮る皆既月食


主役が引き立つ「背景ぼかし」

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

この「背景ぼかし」は、現在トレンドになっている機能で各メーカーこぞって搭載しています。そんな中でZR200の「背景ぼかし」の特徴は、デジタル処理ではない光学レンズのボケ味に匹敵するクオリティを実現していることだそうです。レンズは大きく明るいほどボケますし、イメージセンサも大きいほど綺麗にボケますが、ZR200はレンズもイメージセンサーも一眼に比べれば小型です。その小さいレンズとセンサでZR200はどのようにボケを実現しているのかというと、デジタルズームを使った高速連写で複数枚撮影し、ぼかしを表現しているそうです。

なるほどー!「背景ぼかし」ってどうやって作ってるのか不思議だったんですが、こういうことだったのか…納得です。

ドラマティックな「HDRアート」

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

HDRアートはその名の通りHDRを利用した機能です。HDRでシャドウのつぶれやハイライトのとびを処理しますが、HDRアートではさら色味やコントラストを強めたアート調、絵画調の写真を撮ることができます。 見慣れた風景をアートに変えることができ、いつもと違う写真を撮れるので非常に面白い機能になっているとのこと。
昔の有名な写真家でも様々技法を使ってHDRアートのような絵画調の作品を作っていた人もいるそうで、いままでは時間と労力が必要だったモノがZR200ならシャッターボタンを押すだけで簡単に作ることができます。 尚、このHDRアートはムービーにも使用することが可能です。

いやーこのHDRアートは実際使ってみるとクセになりますね。この後の街撮りではHDRアートで撮りまくってしまったという(笑 まあ、ここら辺の話はまた後ほど。


超広角・魚眼レンズの表現「ワイドショット」

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

ワイドショットは魚眼レンズのような写真を撮ることができます。シャッターを押すとカメラにナビゲーションがでるので、指示にしたがってカメラをスイングします。スイングして撮影した画像が合成されてワイドでダイナミックな写真に仕上がります。 これにより一眼レフの広角レンズ並みの18mm、14mmの超広角を実現しています。

満足できる「ハイスペック機能」

EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

ここまで紹介された機能は高速連写の技術を利用した、少し特殊ともいえる機能でしたが、ZR200は基本的な性能もかなり高水準で達成しているとのことです。
マクロは最短1cm、長電池寿命で約480枚撮影可能、USB充電にも対応しています。
EXILIM(エクシリム)EX-ZR200

写真クリックで拡大

さらに1600万画素裏面照射CMOSで夜景に強く、高速連写30fps(秒間30コマ)も搭載。フルハイビジョンムービーも撮影可能でHDMI端子も付いており、ZR200をTVに直接つないで楽しむことができます。ハイスピードムービー1000fps(秒間1000コマ)では、スポーツ…例えばゴルフのスイングをスローモーションでチェックしたりなど、目ではとらえることができない映像を撮影することもできます。

このように様々な機能を搭載しているZR200ですが、カシオさんとしては、あくまでサクサク快適に綺麗に撮れるところが一押しとのことです。

と言うわけで、この後はZR200のサクサク感を体感しに街撮りに向かう訳なんですが、
その前に街撮りのコツをプロカメラマンの小城先生からお話いただきました。

→その2(街撮りをもっと楽しく!)へ続きます。
15366-2727-260625


このレビューはWillVii株式会社が運営する レビューサイト「みんぽす」から招待されたイベントに参加して書かれています。 本イベントへの参加及びレビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)。本イベントに参加された他の方のレビューはこちらのみんぽすTBセンターでご覧になれます。(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)

TRACKBACK URL

※言及リンクのないトラックバックは削除されます。
※書き込まれてから公開されるまで時間がかかる場合があります。

COMMENT