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AQUOS クアトロン 誕生秘話 イベントレポート

シャープ AQUOS「4原色革命 Quattron(クアトロン) 誕生秘話」イベントレポート その1(LED AQUOS誕生、そしてクアトロン へ)

シャープ AQUOS「4原色革命 Quattron(クアトロン) 誕生秘話」イベントレポートです。
開発者さんに直接お話しを伺い、発売したばかりの実機を体験させていただきました。
クアトロンは4原色パネルを採用した液晶テレビなんですが、職業柄Adobe系のソフトで光の三原色であるRGBに慣れ親しんでおり、そこにもう一色イエローを足すってどういう事?って興味津々でした^^
このレビューは「みんぽす」の無償イベントに参加して書かれています。(詳細は末尾で)
まずは、今回、メインでご説明くださったSHARPの方のご紹介です。

お話ししてくてたSHARPの方々

指出 実さん
指出 実さん
AQUOS クアトロンの商品企画担当の方です。
おだやかな感じの方で、いろいろな質問に丁寧にお答えいただきました。
小池 晃さん
小池 晃さん
AQUOS クアトロンの画質設計担当の方です。
画質に対する熱い情熱をが伝わってくるご説明でしたよ!
ちなみに、イベントは浜松町のシャープ液晶東京デザインセンターで行われました。
部屋はアクオスだらけでしたよ(笑)普段は新製品の商談や勉強会使われているそうです。

それでは、説明会をレポートしていきますよ~。

液晶はシャッター(液晶の基礎知識)

液晶はシャッター(液晶の基礎知識)

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まずは液晶の基礎知識からご説明いただきました。
後ろから光を当てて液晶のシャッターで光の量を調整し、カラーフィルターで色を付けて映像が出てくるそうです。シャッターなんて聞くとアナログ的な感じですが、きっと僕が想像も出来ない最先端のシャッターなんでしょうね(笑)

2001年AQUOS誕生

2001年AQUOS誕生

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ブラウン管TVを風呂敷で包んで20世紀に置いてゆくもの、液晶TVを21世紀に持ってゆくもの…。これ懐かしいですね!
当時、指出さんは風呂敷に包まれた方の商品を開発をしていて非常に悲しい想いをしたそうですが、今となっては良い思い出だそうです(笑)ちなみに僕も今年の2月までは風呂敷の方のTVを使ってましたけどね(笑)

AQUOSのコンセプトと名前の由来

AQUOSのコンセプトと名前の由来

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AQUOSが目指してきたこと、目指しているのは、水の惑星地球にふさわしい、性能、品質を兼ね揃え環境にもやさしいテレビだそうです。う~ん地球にふさわしいって壮大ですね。
僕は今回初めて知るりましたが
AQUA(アクア)+QUALITY(クオリティ)でAQUOS(アクオス)
だったんですね~。なるほどですね。

AQUOS基準の環境性能と高画質

AQUOS基準の環境性能と高画質

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「誠意と創意」どどどん!!(太鼓の音)
突然の筆文字です(笑) シャープさんの経営信条は、誠意だけで創意が無ければダメだし、新たしいモノを作っても誠意が無いとダメだそうです。
AQUOSの場合は環境性能(誠意)と高画質(創意)の両立ということになります。
AQUOS 創意の部分である画質性能

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AQUOS 誠意の部分である環境性能

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創意の部分である画質性能は、被写体の「美しさ」をありのままに表現したい。「再現」を超えて「表現」により「感動」を伝えたい。こいった考えでモノづくりをしているそうです。
そして誠意の部分である環境性能。「リビングは環境です」をキャッチフレーズに、鉛を使用しない大豆の油をつかったインクでのマニュアルなど環境に配慮したモノづくりをしているそうです。
かなりこだわってる感じがしますね~。

10年間でのAQUOSの進化

10年間でのAQUOSの進化

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10年間でのAQUOSの進化っぷりの説明です。
液晶サイズは20型から108型、コントラストは10倍以上の1:5000、逆に消費電力は1/3にまで落ちています。AQUOSは「誠意と創意」のコンセプトどうりに進化してるんですね~!!
尚、2007年から2009年に急激に上がっていますよね?これは、あのモッくん宣伝していたレッドAQUOSもといLED AQUOSが開発された時です。

次世代パネル「UV2A」の実用化

次世代パネル「UV2A」の実用化

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そのLED AQUOSは冒頭に説明のあったシャッターの光漏れをUV2Aという技術で飛躍的に改善したそうです。
従来の液晶パネルは斜めに細かくスリットが入っていますが、新しいパネルではスリットが無くなっています。これによりシャッターを開いて光を通した時は無駄なスリットが無いので光が良く通り「輝く白」になり、シャッターを閉じた時はスリットから光が漏れないので黒が引き締まり「深く沈み込んだ漆黒」になるそうです。
これによりコントラスト1:5000の美しい表現が可能になったんですね~。
※UV2A(ユーブイツーエー)って何?
UV2Aって僕も知らなかったんですが、正式には「UltraViolet induced multi-domain Vertical Alignment」と言い、「紫外線によって反応する特殊な材料を配向膜に採用し、照射方向によって液晶分子の並びを高精度に制御するもの」だそうです。(僕にはまったくわからん^^;)
液晶パネルとしての生産は世界初で、「30年来不可能だったものを可能とした」そうです。詳しくは以下のサイトで紹介されてます。
→UV2A技術 ~ 液晶パネルを飛躍的に進化させた夢の技術(SHARP AQUOS公式サイト)
→シャープ、コントラスト1.6倍の新液晶パネル技術「UV2A」(AV Watch)

LED AQUOSの誕生

LED AQUOSの誕生

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次世代パネルとLEDバックライトを組み合わせる事でLED AQUOSは誕生したそうです。
LED AQUOSは単純にLEDバックライトを搭載しただけなのかと思ってましたが、新しい技術が使用されていたんですね!知らなかった(汗)

そして、クアトロンへ

AQUOSクアトロンへ

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UV2A、LEDバックライトなど液晶テレビの基本性能を進化させながら、
今までには無い新らしい革新にチャレンジをしたのがクアトロンだそうです。
ちなみにシャープさんから液晶の歴史のご説明をいただきました。
シャープさんはシャープ・ペンシルを開発した企業です(知らなかった^^;)
そして電卓に液晶を世界初で使用したのはシャープさんです。
液晶一号機3インチ(小っさ)その後、8.6インチ液晶を発表した時は、夢の壁掛けテレビとして当時の新聞やTVの取材がスゴかったそうです。ちなみに値段は50~60万円…1インチ約7万円ですよ(汗)それらがウィンドウ(旧液晶ブランド名)そしてアクオスへ繋がっていきます。
液晶の歴史はシャープが作ってきた自負があるそうです。
まさに「日本のモノづくり」って感じがしますね。
シャープさんの液晶に対する気合の入れ具合が伝わってきました。


今回はLED AQUOS誕生までの歴史をお話いただきました。
次回はいよいよ「4原色革命 Quattron(クアトロン) 」のお話になります。

→「イベントレポート その2(クアトロン:4原色革命)」に続きます。
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このレビューはWillVii株式会社が運営する レビューサイト「みんぽす」から招待されたイベントに参加して書かれています。 本イベントへの参加及びレビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)。本イベントに参加された他の方のレビューはこちらのみんぽすTBセンターでご覧になれます。(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)

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