PSP用アップコンバータ「PSP to HDMI Converter Box [MG1000]」レビューその2（使用感）

MAGREX（マグレックス）のPSP用アップコンバータ「PSP to HDMI Converter Box [MG1000]」をお借りしました。「PSP to HDMI Converter Box [MG1000]」はPSPの映像をHDMI接続でPCモニタやテレビに黒枠無しで全画面表示できるアップコンバータです。
前回は開梱からTVへの接続までをレビューしましたが、今回は実際に使用した感想などをレポートしたいと思います。

尚、僕がMG1000を接続したのはREGZA Z9000の42インチです。
前回もお話ししたようにREGZA Z9000にはポータブルズームというPSPを全画面表示できる機能があるので、42インチの画面にPSPの映像が表示するのは初めての事ではありません。
でも、ポータブルズームのレビュー記事を書いて以来繋げていないので約1年ぶりでした。ですんで、ポータブルズームの使用感はすっかり忘れた状態での感想です。

試したゲームはMHP3（モンスターハンターポータブル3）です。
最初のオープニング映像を見て、村をうろつき1狩りしてきたんですが、画質については十分綺麗だと感じました。
PSPのモニタよりも色味が暗くというか濃くなる感じでしたが、シーンによっては逆にそれが綺麗に見える場合もあります。特にオープニングムービーは綺麗に感じましたね。

以下はREGZAに表示された映像をデジカメ(NEX-5)で撮影したものです。

やはりPSPの小さなスピーカーと比べ、液晶テレビのスピーカーで聞く音の方が良いです。 ボリュームを大き目にしても音割れもなく聞く事ができます。
しかも、MHP3はDOLBY PRO LOGIC II（ドルビープロロジックII）に対応しいるので、ホームシアターシステムに音を通すと高音質で聞く事ができます。

ウチにはDENON AVC-1610で5.1chのホームシアター環境があるので、DOLBY PRO LOGIC IIでプレイできたのですが臨場感はハンパなかったです。モンスターやオトモの鳴き声や足音などもスゴイですし、鳥の鳴き声や、水の流れる音など環境音もとてもリアルに聞こえます。

液晶テレビにゲームとなると、かならず出てくる遅延問題ですが、何回か狩りをしたところ気になりませんでしたね。ただ、自室のアイテムボックスや、クエストの支給品箱、クエスト終了後の報酬画面などで、アイテムを出し入れする時にすこし遅さを感じましたので、少なからず遅延は起きているのかもしれません。僕の場合、この部分はPSPの画面上でも操作に対してワンテンポ遅く感じる所なので、余計そう感じたのかもしれませんね。

では最後にプレイ動画をアップしましたので、よかったら見てみてください。
先程の写真同様にREGZAの画面をデジカメ(NEX-5)で録画したものです。
なんか、虹色の線が出ちゃって少し見にくくてスミマセヌ。もちろん上にあった静止画のように実際の映像に出ていません。何度かカメラの設定イジって試したんですが、どうしても出ちゃうんですよね…う～ん、よくわからん（汗）

PSPの3.8インチの画面で見慣れている映像が、10倍以上の42インチに写ると大迫力で感動しますね。映像も結構綺麗で良いんですが、サウンドを高音質で聴けるのも良い点ですね。MHP3の場合はDOLBY PRO LOGIC IIに対応した機器を持っていれば、臨場感あふれるサラウンドを楽しめるので是非試してみて欲しいです。
遅延に関してはモンハンをプレイする感じでは気になりませんでしたが、格ゲーなどコマンド入力がジビアなゲームは試してませんので、なんとも言えません。（実は鉄拳持ってたので試そうと思ってたら見つからなかったorz）

尚、ゲームアーカイブスのR-TYPESはまともに表示されませんでした。720Pだとブレた画像になり、1080Pだとブレないんですが、拡大され過ぎてフレームから飛び出てしまいました。（プレイできるレベルではない位）通常のPSPソフトと解像度が異なるゲームは正常に表示されない場合があるようですね。こういったゲームをメインに考えている場合は注意が必要ですね。

ちなみに、各ケーブル類はHDMI(約1m)、PSPケーブル(約2.2m)、ACアダプター(約1.2m)となっています。PSPケーブルが約2.2mと長いので設置が困難と言うことはなかったですね。
ただ、気になった点としては、本体に電源スイッチが無い事です。ですので電源のON・OFFはコンセントの抜き差しなります。これはちょっと不便でしたね。

次回はREGZAのポータブルズームと比較予定です。
それでは次回に続きます。