攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3Dを見てきました＠MOVIX宇都宮

攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3Dが公開されて以来、ずっと見たかったんですが、上映してる劇場が近くに無くて我慢しておりました。ですが、映画かなり好評だったようで、2011年5月7日（土）より、全国32劇場の拡大公開が決定。その中に僕の住む宇都宮のMOVIXも入っておりました！てなわけで公開翌日の5月8日に見に行ってきました。

みなさん攻殻機動隊はご存じだとは思います。僕は劇場版「GHOST IN THE SHELL」から入った感じで、その後マンガを買い漁り、劇場版2作目イノセンスも見ましたし、TVシリーズのSTAND ALONE COMPLEX、2nd GIG、その続編であるOVAのSolid State Societyまで全て見ています。あっGHOST IN THE SHELLの2.0は未見です（汗）

今回の「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3D」は、その名の通り、TVシリーズの続編OVAであるSolid State Societyの3D劇場版です。キャッチコピーは「それは、観る人を電脳化する3D」。尚、新規の作画はありますがストーリーに変更はありません。

「それは、観る人を電脳化する3D」とありますが「観ている者が電脳化したかのような視点」で描かれる3D映像が楽しめます。
攻殻機動隊では登場キャラの主観視点で描かれるシーンが多くあります。電脳化した各キャラクターの視野には情報等を表示するインターフェイスのウィンドウが、いくつも表示されます。この表現が3D映像を利用することで、風景や人に奥行きがあり、その上に別レイヤーとして電脳インターフェイスが表示される感じで、「おぉ電脳化するとこんな感じなのかな～」と、電脳化を疑似体験的に楽しめます。あと、新規作成されたオープニングや電脳空間などの3DCGがメインの部分ではかなり3D感を楽しむ事ができました。 ただ、もともと3D用に制作された作品ではありませんし、トーンが暗いシーンも多いので、少し3D映像としての物足りなさを感じる部分もありましたね。

そう言えば、「タチコマな日々」も流れましたね。まさかのジオングネタで思わず吹きました（笑）そして「タチコマな日々」もちゃんと3D映像でしたよ。トゥーンレンダリングと3Dの相性は結構よさげでしたね。マクロスの戦闘シーンとか3Dで見てみたいな～迫力ありそう。

あと音響が映画館の大音量で聞けるのも良かった点ですね。僕は攻殻のオリエンタルで近未来な感じの曲調が大好きなんで最高でした。S.A.C.シリーズは全て菅野よう子さんが音楽やってるんですが、やっぱ菅野さんスゲーって思っちゃいましたね。引き出し多すぎです（笑）

ちなみに、僕が行った時、スクリーンには観客が10人位しかおりませんでした（汗）一瞬「攻殻機動隊って栃木では人気無いの？」って思っちゃいましたが、良く見ると他の作品も人が入っていないようでした。MOVIXは10スクリーンあるんですが、そのほとんどがガラガラ。これはGW最終日のせいなのか？それとも震災の影響なのか？こんなに空いてる状態は初めてみました…ちょっとMOVIXが心配になっちゃうくらいです（汗） でも、攻殻のパンフは売り切れてました（泣）あまり部数を用意してなくて、地方には少数しか回ってこなかったのかな…。

ちなみに僕は3D映像作品を映画館で観るのは、この攻殻機動隊が初めてでしたが、とても楽しめましたね。でも、あのメガネはどうにかならんもんかな、見てるとズルズル落ちるんですよね…って単に僕の鼻が低いせいなのかな（笑）

Solid State Societyは物語がこの作品内で完結しているので、前作のSTAND ALONE COMPLEX、2nd GIGを見ていない方でも楽しめる作品だと思いますが、前作を見ておいた方がずっと楽しめますので、もし見に行こうと思った方で前作を見ていない場合は、見ておく事をオススメします。既にOVAのSolid State Societyを見た方でも電脳化の疑似体験的が楽しめるのでオススメです。

それにしても、ネットは広大だわ…
もうすでに、私たちの知らない次の社会が、生まれ始めている…
by 草薙素子

→映画『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3D』公式サイト